フランチャイズでお弁当販売をされていますが、なぜフランチャイズにしたのですか?
今は情報共有の時代です。独りよがりでは「井の中の蛙」「裸の王様」になってしまいます。成功するためにはフランチャイズ本部の集積したビッグデータを活かして、ピンポイントで的確に行動することが重要だと考えました。自分たちだけでやっていては時間がかかりすぎます。小規模小売店は淘汰され、コンビニエンスストアに集約される時代です。お客様に対して、迅速に柔軟に的確にサービスを提供していくために、フランチャイズの仕組みを取り入れました。
2つあります。1つは、当店のお弁当で取手市が推進している「スマートウェルネスシティ」のお役に立つことができれば、この上ない喜びです。実際にお客様から「毎日お弁当を食べていただけなのに、健康診断の結果が改善しました」というご報告をいただきました。将来的には「SA・TOフーズから半径20Km圏内の地域はその周辺地域よりも平均寿命が長い」という結果を残したいですね。
もう1つは、県から経営革新計画の承認をいただいている「故人思ひ出弁当」のご提供です。故人を偲んでメニュー構成を作成させていただくものです。お召し上がりになった方が、ありし日の故人が大好物だったものを美味しそうに食べている姿に思いをはせながら食する。ただの形だけの通夜振る舞いも精進落としも嫌なんです。この2つのことにチャレンジしていきたいです。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
起業ってまさに自分の人生のオリンピックだと思うんですよ。まさに人生の本番です。苦しいかもしれませんが、頑張れば称賛もされる、達成感も味わえる、金メダルをもらうことだって可能なんです。無我夢中に頑張る情熱は必要ですね。それと同時に虚心坦懐に、起業して成功している人の話を聞いたり、専門家にアドバイスをもらったりする慎重さ、冷静さも大切ですね。