高校卒業後、陸上自衛隊に4年間いました。勤務地が新潟県の高田駐屯地だったので、新潟県中越地震のときに被災地に行きました。そのとき柔道整復師の方が被災者をケアするためにボランティアで活動されているのを見ていて、その姿が印象に残っていました。自衛隊を辞めた後、人と触れ合えて体力を生かせる仕事をしたいと思ったときに、その姿を思い出して、柔道整復師の資格を取るための勉強を始めました。
「無理です」と言わないことです。やったら結構できるものなんですよ。
例えば、自衛隊員の時には
「ここを片付けて、食事をして、10分後に集合」
みたいな指示を受けました。最初は無理だろうと思ったのですが、やってみたら意外とできた。
以前に勤めていた整骨院グループで早くから院長を任せてもらった時も、自分に自信があったわけではなかったのですが、とにかくやってみようと思いました。自衛隊を経験していなければ、院長になるのを断っていたかもしれません。とにかくやったから、今があるのだと思っています。
昨年9月に開業したとのことですが、当初の計画と違ったことはありますか?
整骨院に勤めていたのでゼロからのスタートではなかったのですが、伸びは思ったほどではなかったです。ただ、徐々に再訪してくださる方が増えてきています。
これからも目の前の患者様を大切にして、「また来たい」と思っていただけるようにしたいですね。
「患者様のために」
何でも患者様のことを第一に考えるようにしています。このことは従業員にもしっかりと伝えています。患者様は、辛い思いをして、ここに来られます。そんな患者様が帰るときに笑顔になっていただけるように努めています。