はい。高3の夏、桑田・清原が在籍するPL学園を破って甲子園優勝を果たし、日本代表にも選ばれました。卒業後は社会人野球の選手として日産に入社。プロを目指していましたが、腰を痛めて25歳で引退しました。
引退を機に「いつか取手に帰って両親のそばで暮らしたい」という思いが芽生えました。それには独立が一番だと思い、足掛かりとして支店への出向願いを出し、ディーラーとして働くことにしたんです。ただ、それまで営業はもちろん社会人としての経験もほぼゼロ。初めは成果が出せず、つらい日々が続きましたが、少しずつ売れるようになりました。自信も付いてきた7年後、損保を扱うことの多いディーラーにとってなじみのある「保険」で独立を決意。3年間の勉強の後、念願かなって取手で開業しました。しかし、保険屋は信頼されてナンボ。地元といえども、保険代理店として信頼を得るのに10年かかりました。
もともとポジティブな性格なのですが、社会人野球時代にスランプに陥ったことが大きいですね。うそのように打てなくなり、バットも握れない…。それでも腐らず練習を重ねることで脱却し、レギュラーに戻れました。その経験があったから、引退、不慣れな営業、起業…とたくさんの困難にも立ち向かえたのだと思います。
現在は損保をメインに扱っていますが、保険のことならグラシアス、と地域の人に頼ってもらえるよう、これからは生保にも注力していきたいですね。困りごとがあれば何でも気軽に相談できる、そんな存在になるのが理想です。
「できる できる できる」
この後「私には願望を達成できるだけの力がある」と続きます。自分にこう言い聞かせると、不思議とプラス思考になれるんです。実際に口に出すことが大切で、私が監督を務める野球クラブでも、練習前に必ず唱和しています。