親が昔から水道屋さんをやっていたのですが、5年前につぶれてしまったんですよ。それまで、親の会社を継ぐために、大学では土木工学を学んだり、設備の商社で働いたりして歩んできたのですが、親の会社がなくなってしまったので、自分でやるしかないなと。その前に勤めていた会社は水道屋さんだったのですが、福祉の部門で働いていたので、福祉の会社を立ち上げました。小さいころから人を喜ばせることが好きだったことも関係していると思いますね。お客様が喜んでくれるから力がみなぎるんですよ。
この会社には「住み慣れた街で、住み慣れた我が家で、いつまでも安心して暮らせるお手伝いをしたい」というモットーがあります。事業を拡大しても地域に密着して、取手の福祉を代表する会社になりたいと考えています。
見積もり、契約、プランニング、工事、施工などを全部1人でやっているので、営業がおろそかになっていました。忙しくても時間を作って、営業していきたいと考えています。また、外注を利用して仕事をもっとうまく回していけるようにしていきたいですね。
最近は具体的に鮮明に計画を描いて行動するようにしています。私生活も行動計画を立てて、頑張っているところです。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
最初は自分が会社を立ち上げるなんて全く想像していませんでした。親の会社が倒産したとき、自分の給料まで負債の返済に充てないといけないくらいでした。やらざるを得ない状況だったので、やったということもありますが、自分みたいなものでも立ち上がることができました。ですので、ちょっとした覚悟を持って、一歩を踏み出したら何とかなるものですよ。今思えば、再就職するという道もあったのですが、自分に素直に、やりたいことをやったということでしょうね。やりたいことがあれば、やったほうが良いですよ。