人と笑顔と希望をつくる 一級建築士
僕が設計を手掛けるのは主にビルや店舗、工場や倉庫などの鉄骨構造の建物です。一般的な木造建築と違って天井の高さなどが比較的自由に設計できるので、お客さまの要望に細かく応えられる点に面白さを感じています。 父が鉄骨関係の仕事をしていたので、小さい頃から「鉄骨」は身近な存在でした。ただ、当時の夢はコックさん。一度食べたらその味を再現できるくらい料理も得意なんです(笑)。
そんな僕が建築士を志したきっかけは、20歳の頃に工務店でアルバイトをしたこと。雇用期間の満了時、そこの社長が建築関係の貴重な書籍を下さったんです。その恩に報いるために、建築士になろうと決意。晴れて二級建築士の資格を取得しましたが、担当した現場で図面通りに施工ができない…というケースに行き当たります。 机の上での設計では納まらない事があると感じ、実際に建設現場で働いてみることに。そうして、現場を知る事により詳細な設計ができる事に気が付きました。 結局、建設現場での仕事は20年ほど続け、その現場での経験を生かし、一級建築士の資 格取得に挑戦。出勤前の3時間を勉強に当て、就業後は学校へ、帰宅後は復習という毎日でした。試験前には合宿と称して学友6人ほどで集まり、切磋琢磨したのもいい思い出。今でも彼らとの交流は続いています。
2011年に個人事業主として独立。株式会社化するに当たり、2016年に龍ケ崎の創業スクールに参加しました。そこでもやはり新しい仲間と出会えたことが宝物ですね。 現在は本業の他、母校の講師も務めています。僕の経営理念は「人(人材)と笑顔と希望をつくる」。IOTなどの技術を取り入れて、誰もが笑顔で暮らせる社会をつくるのが目標です。そのためのアイデアはいくつかあるので、近い将来必ず実現できると信じてワクワクしています。