弊社は消防用設備の取り扱いや保守点検事業を行う会社として父親が創業し、父の他界を機に約10年前に私が後を継ぐことになりました。その前から父親の下で16年間働いていたので、仕事内容はもちろん理解していましたが、会社の経営については全く知らないまま代表に就任。というのも、父親が病気と分かってからわずか3カ月で他界してしまったため、経営についての話は聞けなかったんです。正直最初は不安だらけでした。幸い青年会議所の先輩など、私の周りには起業した方や家業を継いだ方が多く、皆さんからアドバイスを頂きながら今日まで事業を継続させることができました。
16年間父親の下で働いていた時は感じることができなかった苦労を、後継して初めて実感しました。
弊社は、昨年50期を迎えることができました。私自身も代表取締役になって10年。事業も、茨城県南地域に密着したお客様対応ができるようになりました。これからは、事業拡大よりも事業所の人数を増やし、今よりもさらに迅速にお客様の声に対応できるようにしたいと思っています。現在弊社で抱えている問題は、若い人材を育てることが難しいということ。就職について売り手市場の現在は、たくさんの求人があります。そうすると、多少辛いと感じただけで、3年間働くことなく退職してしまう人が多いのです。今はまだ自分自身が現場に出ることもできるのですが、現場を任せられる人を育てていきたいですね。そして、弊社のお客様をこれからも大切にしていきたいと思っています。
お客様・仕入先・社員を大切に
経営をする中で、お客様が大切なのはもちろんですが、自分の会社で働いてくれる社員、さらに仕入先も全て大切な存在です。その存在に感謝し、全ての人が幸せになれるように、これからも頑張っていきます。