9/301日目】

Matchとりで創業スクールの初日。

前半は吉田の講義がメインです。テーマは「アントレプレナーシップ」について。

「情熱/確信/志」というテーマでは、とにかく始めることの重要性を説く。吉田が教鞭をとるこのスクールでは「やってみるからすべては始まる」というのが一番大事なメッセージでもあります。

 午後からは恒例のグループワーク。「起業とは◯◯だ!」というお題に対してグループディスカッションを重ね、どれか一つのキーワードを選び発表。どのチームもかぶることなくバラバラな言葉が発表されました。

グループワークの2つ目のお題は「エレベーターピッチ」について。各自が自分の事業内容を1分間という限られた時間の中で端的にわかりやすく伝えることの難しさを痛感するも、その言語化の作業を繰り返していくことで、よりシャープな言い回しへと進化していくことが見て取れました。

互いが学び合うこの「グループワーク」のスタイルは、横とのつながりも生まれ育まれることから、スクール生のネットワークの強さにもつながります。自分の事業の考えが定まってくる効果もあり、このワークは実に効果的です。最初は緊張感に満ちていた教室も後半は和やかな空気に包まれていました。

 

 

10/62日目】

吉田が立ち上げた自身の新たな会社の理念を教材にして『ミッション・ビジョン』 等の重要性について説きました。「なぜこの文言のしたのか?」その理由を、これまでの自身の体験をもとにして丁寧に解説。様々な情報が飛び交う世の中で、自分の身体をフルにして五感で体験したこと (一次情報)が最も重要であるとの熱いメッセージです。

 後半にはグループワークとしてしゃべりグセを可視化する「バリ取りゲーム」をチームごとに行いました。自分のしゃべりグセ(「え~」とか「あ~」とか)が発せられたらそこでゲームオーバーというこのお題は相当に難しいものです。意識しすぎると不自然なしゃべりとなり、しゃべればクセが発揮されてしまう。このワークは自分のしゃべりをビジネストークとして改めて客観的に観察できるのはもちろんですが、何よりもおもしろおかしくチームが湧く。このようないい感じに笑いが起こる仕掛けがグループワークに込められており、それが全体の和みにもつながりました。

 

10/143日目】

5日間コースのちょうど中日ということで、全体の雰囲気もこなれてきました。

受講生同士の意見交流も活発。前半は起業するにあたっての大事な心得を講義。「レスポンスの重要性」や「自分から外に出ていく、誘いに行く」、「決めたタスクの回数を必ずやり遂げる」など、受講生の集中を欠くことなく、吉田のおもしろエピソードを交えて愉快な講義が繰り広げられました。

午後からは、代表理事兼取手市長がお越しになり、スクール受講者を激励していただきました。市長ご自身にもある経営経験から「経営イズム」を熱く語っていただき、受講生からの質問も受け入れ、予定時間を越えるトークセッションとなりました。

その後はいつものようにワークショップ。チーム分けをして、それぞれ1分間の自己紹介。その後2分間はメンバーからの質問タイムです。これを繰り返すことで自分の事業の言語化がより進みます。最終日のプレゼンの進め方の話と打ち上げについても共有し、スクールもいよいよ折り返しです。

 

10/214日目】

スクール4日目は午前中からグループワークで始まりました。

テーマは「マーケティング」について。グループ分けされたチームの中から事業化が進んでいる代表者(まな板の上の鯉)を選出。その代表者のより具体的なアクションプランに向けたアイデアを出してもらいます。様々なメンバーから多角的な視点を得ることで、代表者の事業に膨らみが増す。またそれが全体共有されることで、受講者全員がその事例から学ぶことになり、自分の事業への参考にもつながりました。

午後からは財務についてのグループワーク。損益計算書の見方から始まり、経営に必要な帳簿の考え方を学びました。やさしい算数を用いるだけで経営状態を測ることができることを実感するために、エクセルを用いて必要経費の数字を入れ替えたシミュレーションを行い、チームメンバー内で議論。各チームから代表者が自分の事業収支について発表し、それをまたみなで学ぶことで、数字を意識した健全な経営のあり方、考え方が強化できました。またこれらの議論を通して、受講者間の親密性も高まり、より濃い意見交換が交わされました。

 

11/45日目】

2023年の創業スクールの仕上げとして、受講者各自の事業計画の発表会です。

発表時間3分、質疑応答2分、持ち時間合計5分。発表に先立ち、吉田がプレゼンテーションのポイントを説明しました。

午前12名が発表。発表終了後、吉田より発表に対して簡単な講評がありました。事業の独自性、オンリーワンという点をアピールするような演出の重要性を指摘。午後は11名が発表。抽象的な事業内容ではなく、具体的なコンテンツやサービスを明確にすることの重要性を指摘しました。受講者は自分以外の発表について、ビジネスプランコンテストと同様の評価表を用いて、地域貢献度、継続性、新規性、成長性、プレゼン力という観点から評価を行い、上位2名を選出・投票。

発表会に続いて、吉田の最終講義です。テーマは「柔らか頭の作り方」と「リーダーシップ」。創業スクールの初日に比べると、発表会では受講者の行動が変えられてステップアップした勇姿が見られました。

 

協力:起業家のための共学共創コミュニティ*とりでコネクテッド

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