藤代には若い人たちが飲みに行けるお店が少なかったんですよ。そういうお店が少ないと、街全体が元気のないように見えてしまいます。だから、若い人たちが気軽に飲みに行けるお店にしようと考えました。
自分たちが行きたいお店、自分たちが行っても居心地が良く、楽しいお店にしたいという思いがあります。自分たちの街は元気であってもらいたいですから。藤代を盛り上げていきたいですね。
水商売なので、暇な日もあれば、忙しい日もあります。良いときは浮かれて、悪いときは沈んでいても仕方ありません。お客様にはコンスタントに来てもらうのが一番良いのですが、そういうわけにはいきません。
だから、日々できることを一生懸命やっています。どんなときも手を抜きません。全力でぶつかります。まずは気持ちで負けないようにしていますよ。
肉を切って刺せばいいんだろうと最初は思っていました。焼き加減も見極めが難しくて。戸頭のお店で修業をしたときに徹底的に学びました。
それまでも料理をするのが好きだったので自信はあったのですが、基本からやり直りましたね。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
一番大事にしてほしいのは「日々の努力の積み重ね」ですかね。お店を出して、一気にドカンと行くことはまずないので、コツコツと地道に、やりたいことに向かって突き進むことですね。
親父はラーメン屋をやっていました。世間に新しいラーメンが出てきて、注目を浴びる時代になっても、昔ながらのラーメンで勝負しました。ひとつセールスポイントがあれば、ついてきてくれるお客様がいると思いますので、「コレ!」というものをひとつ作り、日々の努力を積み重ねて磨いていくことが大事だと思いますよ。