取手にスポーツジムを構えて約20年。続けられた理由は?
とにかく「好き」ということですかね。好きなうちはやっていけるという根拠のない自信がありました。嫌いになったことは一度もありません。どんなときでもトレーニングのことが頭から離れないですね。
この「好き」という気持ちが会員さんにも伝わると信じて、今までやってきたんです。現に、そのような会員さんが集まってきたと思います。
それと「人と人とのつながり」ですかね。会員さんがアルバイトとして働いてくれたり、塗装業者の会員さんが無償で塗装をしてくれたり、器具の卸売り会社、リフォーム会社、溶接業者、テント屋さんなどの仲間たちがいろんな場面で助けてくれました。周りに支えられてきたとつくづく感じますね。自分一人では実現できなかったと思います。
会員数が約50人。大きなスポーツジムにないものは何だとお感じですか?
大きなジムと違って、うちはみんな仲が良いんです。アットホームな雰囲気なんです。私と同じようにトレーニングが好きという会員さんが集まってきたからかもしれませんね。「仲間意識」でしょうか。でも、トレーニング中はみんな、かなり気合が入っています。自分を追い込みながらも、周りから刺激を受けたり、周りに刺激を与えたり、みんなで切磋琢磨しているんですよね。
一般的に、ジムは流動的なお客様が多いと思うのですが、うちは固定的なお客様が増えてきました。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
やっぱり「好き」という気持ちが大事ですね。好きなことを頑張っていれば、何とかなるものです。同じような気持ちの人たちが集まってきて、同じような気持ちの人たちに囲まれて、そして支えられてね。
退職して、この歳になっても、好きなことで仕事を続けられているので、とても楽しいです。