1972年創業とのことですが、現在は二代目ですか?
そうです。父が起こした会社に、平成9年に入社しました。その4年後に父が不慮の事故で亡くなり、社長に就任することに。突然のことだったので、当時は右も左も分からず、父の偉大さを改めて痛感しました。
実は私の小さい頃の夢は飛行場で働くこと。念願かなって、一度は航空関連の仕事に就いたのですが、もっと仕事の幅を広げたい、自分の力を試したいという気持ちが大きくなり、実家を継ぐことに決めたんです。自営業は、いいことも悪いことも直接自分に跳ね返ってきます。その点が性分に合っていることに、サラリーマンをやってみて気付いたわけです。
事業の柱は工作機械や工具の販売なのですが、メンテナンスや金属加工、中古機械の販売、さらに、最適な生産ラインを提案するコンサルティングのようなことも行っています。このような会社は業界内でも数少ないのですが、お客様とのコミュニケーションを通してニーズを感じ、私の代で事業を拡大しました。売って終わりではなく、きめ細かいアフターフォローをすることで、信頼関係を築いていきたいと考えています。
今の夢は、もっと会社を大きくすることと、従業員が幸せとやりがいを実感できる会社にすること。それを目指して、少しずつ前進していきたいと考えています。近い将来に事務所を移転し、今は別の場所で行っている金属加工や中古機械の管理を集約する予定です。
「約束を守る」
仕事だけでなく、プライベートでも心掛けていることです。社長就任当時は失敗も多かったのですが、その経験を通じて「約束」の大切さを学びました。依頼された仕事をしっかりこなし、お客様の要望に全力でお応えする。そのことをいつも念頭に置いています。