自家栽培野菜を提供する「菜食ダイニングLEAF」を始めたきっかけは何ですか?
大学を卒業して、工務店で営業をしていました。農業をしているおじいちゃんと接する機会が多かったのですが、80歳、90歳になってもバリバリ元気に働いている姿を見て、「カッ
コイイ」と感じて、農業をやりたいと思いました。それから農業生産法人への転職を経て、自分で農業を始めることになりました。
でも種をまいてもすぐには商売にならないので、この店を始めたのです。最初から店を出そうと考えていたわけではないんですよ。
学生時代に飲食向けのコンサルを手伝ったことがあったので、業界に対する基本的な知識はあったのですが、最初は思ったほど売り上げが上がらなかったです。できるだけ出費を抑えて立ち上げたので、宣伝はせずに友達や知り合いにクチコミで広めてもらったり、地元の先輩に安く内装をしてもらったりしました。地元の仲間には助けられていますね。
多くの人に野菜を食べてもらえる環境をつくっていきたいと考えています。「菜食ダイニングLEAF」は、夜のみ営業のお酒中心の店ですが、食事中心のレストラン形式の店をゆめみ野に出す予定です。お客様にもっと野菜を食べてほしいんですよ。種をまいてからお客様の口に運ばれるまでを自分たちで完結させて、お客様の喜んでいる顔を見ることができるのはやりがいがありますね
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
親父からよく言われていたので、心の中に残っている言葉です。分け隔てなく平等に人と接することを心掛けています。上下は関係なく、スタッフたちと一緒に店づくりをしたいという思いがあります。