やはり時代が変わり、塗装業も苦しいときなので大変なことはあります。しかし時代ばかりのせいにはできませんので、どうやって時代と共に成長していくかを日々試行錯誤している状態ですね。心に置いて大切にしていることは「お客様の立場になって考える」ということです。プロとして当たり前ですが、会社全体で「手を抜かない」「丁寧に対応する」ということを意識しています。建築って完成形を提示するのがほとんどで、お客様にとっては中身が見えにくいと思うんですよ。塗装って、各工程どんなに細かいことにも意味があって、それが仕上がりにつながってくるので。お客様も結果だけではなく「どんな会社なのかな、どんな人が作業するのかな」と本質を求めるようになってきています。結果が全てではなく、その結果にたどり着くまでの経緯が大切で、そこを誠実にしっかりこなすことが全てにつながると考えています。
まずは今までやってきたことをさらに向上させていくこと、お客様からいただいた貴重な言葉も、全て活かしていけるよう努力を惜しまないことですね。数年前から温めてきた「来店型の塗装店」もついに始動し、来年1月に開店を控えています。気軽に来ていただけるお店にしたいです。この店では、木の雑貨をお客様の完全オリジナル配色で製作するという塗装雑貨を企画しています。塗装屋だからこそ、たくさんの色を再現できますし、カラーシミュレーションもできます。何より塗装技術なら他には負けませんから。最近はDIYをされる方も多いので塗装を身近に感じてもらい、うちの存在を知ってもらえたらと思います。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
いろんな人と出会う場に出ていくことが大事だと思います。色んな話を聞いて、自分と違う価値観に触れて、吸収できることは吸収して、そして人とのつながりを作っていくことじゃないでしょうか。自分はありがたいことに土台がある上から始めさせてもらっているので、土台を作る大変さは計り知れません。でも、目指すところに向かって積み上げていくことは自分も日々頭をひねり、周りに目を向けています。一緒に頑張りましょう。