二代目とのことですが、もともと家業を継ごうと考えていたのですか?
当然のように家業を継ぐのは長男である私だと考えていました。自宅が作業場で小さな頃から父が働く姿を見ていたこともあり、跡取りの自覚が自然と芽生えたのでしょう。 大学は、父の勧めで土木関係の学科へ。弟は建築の道へ進んだので、兄弟で得意分野をそれぞれ身に付けてほしいという父なりの考えがあったのかもしれませんね。卒業後すぐに家業を継いだわけではなく、柏にある土木関係の中小企業に13年ほど勤めました。大手への就職口もあったのですが、規模が小さな会社では、現場作業はもちろん、設計や営業と、何でも自分でやらなければなりません。そのような環境に身を置けば、さまざまなスキルを磨けると考えたのです。
主に住居の新築やリフォームを承っています。リフォームは、大きく間取りを変更する大掛かりなものから雨漏り修繕のような小規模なものまで、幅広く対応しています。以前、私たちが建てたお宅だけでなく、例えば、築年数が経ってしまって、家屋の修繕をどこに頼めばいいのか分からない、というご相談もよく頂くんですよ。
3.11 以前より、日本木造住宅耐震補強事業者共同組合に加入し、耐震補強に着目していました。国が定める耐震基準もここ数十年で大きく変わりましたし、多くの人にとって関心が高い分野です。こちらの方にも今後は力を入れていきたい。と考えています。
「お客さま第一」
私が仕事をする上で大切にしていることです。頂いた仕事の規模の大小に関らず、一件一件、誠心誠意を込めて取り組むようにしています。長年、地元で愛される存在であるために、一番重要なことだと考えています。