小さい頃から親の会社を手伝おうと考えていたのですか?
長男なので、なんとなく言われたこともありますが、あまり考えていませんでした。大学まで野球部だったのですが、引退して就職を考え始めたとき、野球部の先輩に誘われて、大手の不動産会社に入りました。その会社には7年間お世話になったのですが、先代が体調を崩したので、29歳のときに戻ってくることにしました。
大手とは考え方、やり方が違うので、戸惑いもありましたが、 不十分だったところも見えてきたので、大手で学んだことを取り入れています。
弊社のシンボルマークは 「亀」なのですが、亀のように一歩一歩ゆっくりでも着実な仕事をモットーに、土地の選定から企画、設計、工事、販売、管理、アフターサービスに至るまで、厳しいチェックを行って、地元の方々から厚い信頼を得られるように努めています。
良い人間関係を築くことです。この業界は情報が大事ですが、仲介業者、買い主とのバランスがうまくいかないと、質の良い情報が早く入ってこないのです。インターネットの普及で、今はお客さまもあふれるほど情報をお持ちです。
写真や地図を見て、自分で下見に行くケースも増えていますので、質の良い情報をいかに早く仕入れるかが重要になってきます。そのためには、周りのいろんな方々と信 頼関係を築いておかないといけません。地元中心にやっていますので、地元ならではの横のつながりも大事です。
こちらも情報を開示して、相手の懐 に飛び込んで、良い関係を築くことを心掛けています。大手で営業を経験したことがとても生きています。
取手を中心に、県南や東葛などボーダーレスで仕事をしていますが、時代の流れを見極めて、地域の発展のために貢献できればと思っております。取手市の人口減少も止まりましたので、これからどうなるかをしっかり見ていきたいですね。