そうなんです。実家は代々続く兼業農家です。私は昔から車が好きで、10代の頃に先輩が運転する日産180SXの助手席に乗せてもらったんです。その時に体感した音やスピードに魅了され、さらに車が好きになりました。起業するまでに携わった仕事も、ずっと車関係の仕事だったんですよ。
11年前に、以前アルバイトとして働いていたガソリンスタンドから声を掛けられ、社員として働き始めました。当時は平日に休みがあったので、その時間を使って知り合いの車を自宅で整備していました。実家は農家だったので場所に困ることはなく、工具もすでに持っていたので「このままの流れで起業できたら」と考えたのです。それから個人事業主として取手市椚木にある自宅で経営し、26歳に取手市山王に移転して、昨年4月に法人化しました。
現在お客様からお預かりしている車は、事務所の中もしくは外のスペースに置いて、盗難被害が起きないように対策を取っています。しかし、最近はお預かりする車が多くなったので車を保管するスペースが足りなくなり、入りきらないことがあります。大切なお客様のお車を安全に保管するために、スペースの確保をしなければならないと考えています。会社がある場所はとても分かりやすく、地域の人からは「角の車屋」で伝わる自動車屋になっています。今後も移転はせず、なるべく今の場所で安全にお客様の車を保管できるようにしたいです。
「人とのつながりを大切に」
私が個人事業を始めてから、知り合いやお客様、親戚や同業者など、多くの人に助けられてきました。自分が今日まで事業を継続できているのは、その人たちのおかげです。自分一人ではできなかったことも、たくさんの人の力で支えられているのだと思っています。