ハンドメイド雑貨の販売と、ワークショップなどの開催をするお店を始めようと思ったきっかけは何ですか？
私はもともとハンドメイド作家として活動していました。子どもが手を離れるようになった8年くらい前から、フェルト小物やバッグ、ポーチなどの布物を作って販売したり、ブログで情報を発信したりしていました。それで、自分の作品も含めていろんな作家さんの作品を発表できる場と、ハンドメイドが好きな人たちが集まれる場があればと思い、このお店を始めました。ちなみに店名は私の作家名です。
私たち作家はみんな悩んでいると思います。自分の作品をどのように売っていけばいいのか。インターネットで販売したり、フリーマーケットやマルシェに出店したりはしますが、インターネットではバンバン新しいものが出てくるので、すぐに埋もれてしまい、思っている以上に売り上げに結びつかないし、取手には定期的に開催されるフリーマーケットやマルシェも、このようなお店もないし。売り方がとても難しくて。このお店も販売するだけだったら、もっと棚を並べればいいのですが、子どもから大人までたくさんの方が集まって、もの作りを楽しめるお店にしたかったので、テーブルスペースを作り、ワークショップやレッスンができるようにしました。今、20代から80代の方まで幅広い作家さんにご利用いただいています。
9月に開店したばかりとのことですが、今後の店舗運営についてどのようにお考えですか？
もっとＰＲをしたいです。取手は手作り人口が多いらしいんですよ。作家さんには発表する場、評価される場の提供、お客様には手作り品の良さを知ってもらい、作ることの楽しさをもっとＰＲをしていきたいと考えています。いずれは手作りマーケットみたいなものができたらいいですね。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
私の場合は、私の好きな「もの作り」を通して、お店を開いたのですが、好きなことを仕事にできる喜び、好きなことを発信できる喜びを嚙みしめてください。売れるということは、対価を得るだけではなく、自分の作ったものが評価されているということにつながり、原動力になります。まずは好きなことを仕事として始めるのはいかがでしょうか。
