一人一人のお客様を大切にしていくことが大事かな。お客様の大切な時間をいただいているので満足してもらわないと。そしてお客様に満足してもらうからこそお代をいただけると思っています。
セラピストさんたちにも「今の施術を受けて、自分のお財布からお金を出せる?」といつも問いますよ。お代に見合った満足をお客様に届けたいですから。
約10年前、娘の闘病生活の中で知ったのが、リンパの大切さ。触ってあげるだけでこんなに楽になるんだと感じ、リンパや整体の勉強をし、実体験を元にリンパセラピーの講師としてカルチャー教室や講習会を開いたり、サロンで働いたりしました。
身体のことをより多くの人に知ってもらいたかったのです。寝る間も惜しんで、突っ走りました。そんな中、「私だったらこうしたい」「お客様に心と身体の満足のいくサロンを作りたい」という気持ちが大きくなり、地元・取手で開業することに決めました。
取手が地元であるというのもありますが、取手って交通の便が良い分、お気に入りが見つかれば、どこにでも行けるので、ある意味、取手で起業するってハードルが高いんです。他よりも良い特色がないと受け入れてもらえません。
でも受け入れられると、可愛がってもらえ、お客様から差し入れやお土産を貰ったり、激励をもらったりと、情の厚い人が多いのも取手の良いところですね。そんな取手であえてチャレンジしようと思ったんです。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
私が、この仕事に就いたのは、40歳の時、起業したのは、48歳の時です。「歳だから」「家族がいるから」「主婦だから」ではなく、起業は「タイミング」です。やる気のタイミング・家庭環境のタイミング・好物件のタイミング、全部備わった時が起業の時期です。
あとは、起業してからいろんな経験をして、少しずつ自分の理想のお店にしていけばいいと思いますよ。私も、開業してまだ3年。まだまだ理想のお店にする夢の途中ですけれどもね。