1回講師はMatchhakoの理事でもあり、取手創業スクールの先生でもある吉田雅紀氏によるスキメシ®のお話でした。「働く理由は何か?」という問いに対し「面白いから!」という以外には働く理由はないと言い切る吉田さんでした。スキメシ®という言葉の中にはシンプルでありながら何とも力強いメッセージが込められていました。そして、一番大切なのは自分の「好き」と「嫌い」に自信を持つことだと話が展開していきます。

 スキメシ®を語る上ではずせないのが「自分らしさ」について。「自分らしさって何?」と会場へ投げかけ、そこでいくつかの事例を挙げながら、改めて「自分らしさ」についてのみんなで考える機会を作られました。

例えば、社会人になれば社会人らしさを求められるし、職種によっても社会から求められる「らしさ」は様々です。会社に行けば「△△会社の◆◆さん」「◆◆部長」という役割が与えられ、人は与えられた役割を認識し、周りの期待に応えようとしますが、与えられた役割「らしさ」と自分が考える「自分らしさ」がぶつかり合うことがあると話されました。

確かに、人は生きていると様々な肩書きを持ち、その立場によって意見が変わることがあるし、そういった複数のポジションを持つ生き方は時には自己矛盾が生じることもあります。

 自分らしく、生きるためには肩書ではなく「自分の名前」で生きることが重要であると説明を加え、吉田さん自身も常に自分の名前で仕事をしてきたというエピソードを紹介されました。「肩書にふさわしい役割を演じなければいけない依頼についてはキッパリ断るッ!」と会場の笑いを誘っていました。

スキメシ®は、自分の名前や自分らしさで生きることと同義。そのための単純な判断軸としては「好きか嫌いか」で行動可否の基準とすることが有効だと述べており、その理由を以下のようにお話しされました。

「好きか嫌いかの判断はまったく個人的な判断基準です。つまり、そこから導き出された答えに対しては言い訳できない。自己中心的であり、自己決定的な判断であり、生き方です」

その言葉が当たり前すぎるように聞こえながらも、なかなか出来ていないと気付かされる参加者が多数だと思います。みんなが、スキメシ®の真意が腹落ちしたように頷いていました。

吉田さんは、自分の好みがわからない人が多いことにも触れ、好きなものを集めて見る目を養うことで好きと嫌いを見極めていく方法を提案してくれました。その先に本当のスキメシ®があることを強調し、これまた参加者の大きい共感を得ており、満足度高めの2024年度のセミナー封切りとなりました。

最後に、”スキメシ”を実践したいなら、「①”スキメシ”をしている人のそばにいること」「②考えずに行動すること」が重要だと述べ、これらを実践することで”スキメシ”に近づけると参加者に”スキメシ”実践の秘訣を送りながら、初回セミナーは幕を閉じました。

吉田さん、ありがとうございました。

協力:起業家のための共学共創コミュニティ*とりでコネクテッド

レポート:柳葉崇志

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