今回の「新・社長塾 小村悦子の 社長!お話聞かせてください!」は龍ケ崎での開催。

登壇社長はPATISSERIE301 オーナーパティシエ 赤塚 有美さんとアシスタントの荒川岳さんもご一緒にお話しを伺い、ファシリテーターは綺麗なお菓子を見るのが大好き!根っからの甘党なフリーアナウンサー小村悦子が務めました。

人気ケーキ教室として県南地域で有名なPATISSERIE301さんの始まりは赤塚さんが「いつかお店をやりたい」という夢を抱き、およそ16年前に龍ヶ崎市内の自宅にお菓子教室をオープンされたことから。

実は赤塚さんは製菓や料理の専門学校に通った経験はなく、海外生活中に料理教室に通ったことがある程度。つまりケーキ作りの技術は独学!とのこと。しかしながら独学でも情熱は人一倍。「作りたい!」と思ったお菓子は試行錯誤を重ねて作成しています。

日本のケーキと欧米のケーキ。所変われば品変わる。見た目も味も違うのはもちろん、日本では知られていないケーキはそれこそ数えきれないほど世界に存在しています。赤塚さんが知っていても生徒さんは知らないケーキもそれこそ数多存在するわけで

例えば「今年のクリスマス時期はドイツのこのケーキを!」と思われたらその国の言語で書かれたレシピを手に入れ、翻訳して何度も何度も納得の行くまで作り、そうしてやっとレッスンに加えていきます。

赤塚さんのレッスンはストレートな教え方がとっても楽しいと生徒さんにも大評判と伺っていますが、人気教室になったのは努力の結果なんですね!

このほか赤塚さんが提案するレシピのほか、記念日やプレゼントにこういうケーキが作りたいという生徒さんからのリクエストに応えて教えることもあるのだそうです。

レッスンはひと月にだいたい25回前後!毎月出す新作ケーキの試作、とお忙しい毎日です。

ここまで人気の教室になるには当然ご苦労は多々あったと思いますが、広まるきっかけはあったのでしょうか?

「子供がまだ小さかった時に子供を介して知り合った”スーパーママ友”がいたのですが、そのかたが方々に知らせてくれて、一気に広まりました」とのこと。

海外のお菓子が作れるお菓子教室、そういえばあまり耳にしません。良いものでも知られなければ普及しない、という言葉が思い出されます。

教室が広まる中で教室の運営などに不安はなかったのでしょうか?

当初はレッスン費が安いほうが生徒さんが来ると思い、当時は材料費を安くしたり、使う道具を100円ショップのものを使ったりとしていましたがある時それでは「特別感」が味わえない、と思い至り道具もきちんとこだわって揃えるようにしたそう。

確かに!家でレシピサイトや本を見ながら作るときは気にならなくても、教室に通う時には「特別感」は味わいたい!安ければいい、というものではないのですね。

他方、小麦粉や乳製品など材料の高騰により料金を上げざるを得ない、という話はここ数年で何度もニュースや街の菓子店でも聞かれてきました。PATISSERIE301さんでも材料費でご苦労があったのではないでしょうか?

レッスン料金改定には特に生徒さんから特に不満や意見が出たことはないそうです。それだけ、生徒さんとの信頼関係が築けているということなのではないでしょうか?海外在住の方が日本への一時帰国に合わせてレッスンの予約を入れるということもあるのだとか。人気のほどが伺えます。

これまでの歩みの中で、最初の10年はお一人で運営をされてきた赤塚さん。スケジュールを伺うと「本当にお一人で⁉︎」と驚いてしまうほどですが、5年ほど前に理学博士でもある荒川さんが助手として教室に入ります。何と言っても理学博士です!素人考えですが、綿密な計算が得意そう…材料の食材の細かな計測までおまかせできる、とか?

「計るのは苦手ですよ。」と荒川さん。意外な回答でしたが、赤塚さんの疲労度はかなり軽減されているそう。

歯に衣着せぬ軽妙なお答えでしたが、教室のために、と試行錯誤される荒川さん。質問に答える赤塚さんに合の手を打つように付け加える荒川さん。お二人の息のあった様子も垣間見えました。教室運営サイドの雰囲気がいい方が、絶対にまた通いたくなりますからね!生徒さんが集まる理由が分かったような気がいたします。

さて、「映える!」という言葉ですぐに浮かぶのはやはりスイーツでしょう。

ご存知のように昨今ではSNSの集客は当たり前に行われてます。

SNSでの訴求はいかがでしょうか?荒川さんがお答えくださいました。

インスタグラムがメインで、Facebookページはさほど。

LINEはかなり便利に使っていらっしゃる他、生徒さん募集サイトも活用されているそうです。

SNSへの投稿は赤塚さん自ら行っていて、荒川さん曰く「先生のスマホのメモ帳にはハッシュタグがたくさん入ってますよ」茶目っ気たっぷりにお答えいただきました。

赤塚さんも基本的に「やりたいことしかやらない」とおっしゃってましたが、でも全くその通りで。楽しんで宣伝できれば言うことなしですものね!

参加者からの質問では教室は自宅の一部で、住宅地の中にあるということですが駐車場はどうされているんですか?と。4台分のご用意があるそうです。通いやすさも大事です。生徒さんのことを考えられている様子がここにも。

さて、今回の目玉の一つは新作お菓子の試食!ご用意いただいたのは焼き菓子で、キャラメル味とパイナップル味をご用意いただき、どれが来るかはお楽しみ!でしたが…締め切りを過ぎても参加希望者が増え続けたため、多めにご用意いただい他のですが数はギリギリ(汗)

更にこれまで何度も社長塾にご参加いただいていたみらいコーヒーさんにコーヒーをご用意いただき、室内にはなんとも言えない良い香りが…地元のお菓子とコーヒーのコラボ!これぞ創業支援!?大変な賑わいで皆さんに喜んでいただけた様子でした。

ちなみに、「PATISSERIE301」さんの”301”の意味は…龍ケ崎市の郵便番号なのだとか!

龍ケ崎への愛を感じる屋号にほっこり^^

為にもなってお口も嬉しい社長塾になりました。


ファシリテーター(聞き手)・レポート:フリーアナウンサー 小村 悦子

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