2025年2月15日(土)、第9回目となる今回も地域密着・市民参加型のビジネスプランコンテストとして「起業からまちを元気に」をテーマに取手ウェルネスプラザ多目的ホールにて開催いたしました。今年度も前田建設工業株式会社様には「前田建設工業株式会社ソーシャル賞」をご提供いただきました。ファイナル審査会終了後の交流会にはファイナリストをはじめ審査委員、市民審査員の皆さまにご参加いただきました。ファイナリストによる想いのこもったプレゼンの熱量を直接感じながらご覧いただき、市民審査員の投票によりたくさんの皆さまにご参加いただきました。ファイナリストへのたくさんの暖かい応援をくださりありがとうございました。

当日の様子

会場内

会場内には足を運んでくださった80人以上の市民審査員にご参加いただき、温かさと活気が溢れていました。また、ファイナリストを応援に来た方も多く熱意あるプレゼンに耳を傾け、緊張感や期待感も漂っていました。

ファイナリスト発表

本コンテストでは様々な専門分野を持つ経験豊富な審査委員5名の得点と市民審査員の票を合算して最終結果が決定します。市民審査員の票を集めることで逆転での入賞が可能となりコンテストに一層の緊張感と興奮が生まれました。今回のエントリーには23プランの応募があり、書類審査及び事業計画書審査と勝ち残ってきた10名がファイナル審査会の晴れ舞台を迎えました。創業スクール卒業生もファイナリストとして最終ステージに立ちそれぞれのビジネスプランに込めた熱い思いを語りました。顧客となり得る地域住民の前でプレゼンすることで認知度の向上、マーケットの拡大に期待を持てることとなりました。プラン内容においては、より地域に密着したプランが集まっていたのが印象的でした。

 

垣尾 暁飛此さん          大津 裕一さん

 

東ヶ崎 裕さん           藤﨑 由記さん

 

愛甲 聡史さん           藤村 優菜さん

 

北川 英梨沙さん          下村 薫さん

堀場 愛弓さん

優秀賞

下村 薫さん

優秀賞

東ヶ崎 裕さん

優秀賞

大津 裕一さん

前田建設工業株式会社ソーシャル賞

東ヶ崎 裕さん

 

ファイナリスト集合写真

協力:起業家のための共学共創コミュニティ*とりでコネクテッド

審査結果

結果 合計点数 氏名 プラン名
最優秀賞 371 下村 薫 地域住民のwell-being を支援することを目的とし、ヨガ教室を中心としたコミュニティサロンを提供する
優秀賞・前田建設工業(株)
ソーシャル賞
344 東ヶ崎 裕 地域の自営業をサポートする「地域密着型 就労継続支援B型事業所」を開設し、障がい者の作業能力や工賃向上に繋げたい!
優秀賞 299 大津裕一 障がい者や高齢者に対する IT 技術者育成とIT 関連業務の紹介
入賞 北川   英梨沙 地域で子育て!親子三世代の繋がりの場所
入賞 垣尾   暁飛此 ココカラカフェ 藤の輪 ~住んで楽しい、来て楽しいまち、藤代プロジェクト~
入賞 藤村優菜 「キキョウ警備保障」健全な労働環境と顧客満足を両立させるホワイトな警備業者
入賞 堀場 愛弓 SNSを活用したクリエイター及び個人事業主PRコンサルタント
入賞 愛甲聡史 ブックマンションAKUSYU
入賞 藤﨑由記 地域の絆で未来をつなぐ 古民家・住まい再生事業
入賞 Every balloon
大平元美
大平彩乃
バルーンの楽しさを取手に広げる

 

ファイナル審査会は共催・取手市を代表いたしましてまちづくり振興部部長の野口昇氏に開会の挨拶を頂戴し、フリーアナウンサー小村悦子さん司会のもと執り行いました。受賞者は優秀賞の方が前田建設工業株式会社ソーシャル賞とダブル受賞となりました。また、取手市・伊藤副市長と野口部長、前田建設工業株式会社・上田様に表彰していただきました。審査委員・審査基準は以下の通りです。

審査基準

審査委員 前田建設工業株式会社ICI総合センターICI未来共創センター長 上田康浩様
日本橋MY法律事務所 代表弁護士 森下欣文様
取手市商工会副会長 女性部部長 成島久美子様
取手市商工会 壮青年部部長 阿部直樹様
取手市まちづくり振興部 産業振興課 課長 海老原輝夫様
審査基準 地域貢献度× 2 、新規性、継続性× 2 、実現可能性、成長性、プレゼンテーション力+キャラクター性× 2 の審査基準で選考。地域貢献度と継続性、プレゼンテーション力+キャラクター性に加重。

ファイナリストからのご挨拶

最優秀賞

 下村 薫さん

地域住民のwell-being を支援することを目的とし、ヨガ教室を中心としたコミュニティサロンを提供する

人前でプレゼンをするなんて、“夢のまた夢”でした。「本当に私にできるのか」と不安な日々が続いていましたが、吉田先生の的確なアドバイスを受け、「自分らしくやろう!」と心に決めた途端、気持ちが楽になりました。事業計画書の「解決したい課題」と「実現する具体策」を練る中で、事業の方針やターゲット、戦略が少しずつ明確になっていきました。この機会がなければ、漠然としたまま時間だけが過ぎていたことでしょう。同時に、自分の行動にも変化が現れました。事業のプランを周囲に伝えることで協力者を得ることができ、とても心強く感じました。ビジネスプランコンテストに参加した最大のメリットは、「普段出会う機会のない方々とつながり、人脈を広げられたこと」、そして「自分らしいプレゼンができたという達成感と自信を得られたこと」です。運営に関わってくださった方々、審査員の皆様に深く感謝いたします。

優秀賞
前田建設工業株式会社ソーシャル賞

東ヶ崎 裕さん

地域の自営業をサポートする「地域密着型 就労継続支援B型事業所」を開設し、障がい者の作業能力や工賃向上に繋げたい!

今回、ビジネスプランコンテストで1番得られた事は「繋がり」でした。発表者同士では発表前などに自分達のプランについて語り合うなど、同じ仲間として励まし合いながら発表に臨むことが出来ました。発表後の交流会では、参加者や審査員などの垣根を越えた意見交換が出来、今後の事業を推進させる繋がりが生まれ非常に有意義な時間となりました。今後、今回のビジネスプランで得られた繋がりを大切にしながら地域で少しでも多くの貢献出来る事業運営をしていきたいと思います。

優秀賞

 大津 裕一さん

障がい者や高齢者に対するIT 技術者育成とIT 関連業務の紹介

今まで頭の中で思い描いていた事業の形を整理する良いきっかけとなりました。人に伝えるには自分が理解していないと伝えられないですものね!終わってみればビジネスコンテストは「一つの通過点」であり、日々の生活が大きく変わることはありません。でもビジネスコンテストを通して、「今までもこれからも、支えてくださる多くの方に感謝するということ」を学びました。本当にありがとうございました。次の目標は「・・で、その後どうなった?」ということを何年後かの、またの機会に発表ができると良いと思っています!

入 賞

北川 英梨沙さん

地域で子育て!親子三世代の繋がりの場所

今回、ビジネスコンテストに参加し、改めて事業の目的を考えさせて頂いた事で、自分の人生ビジョンやミッションも考える時間になりました。事業に対する想いを大切にしながら、多くの皆様のお力をお借りし、シングルマザーでも、自分のやりたいを諦めずに仕事にできるようにチャレンジして参ります。そして、今回、受賞は逃してしまいましたが、多くのご縁、応援をありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

 

垣尾 暁飛此さん

ココカラカフェ藤の輪~住んで楽しい、来て楽しいまち、藤代プロジェクト~

コンテストで1番手としてビジネスプランを発表できたことは貴重な機会でした。当日は親しい仲間をあまり集められませんでしたが、思っていた以上に市民審査票もいただき、また懇親会などで審査員の方々からプランの課題や伸びしろについて共有していただき、たくさんの気づきがありました。主催者やスタッフの皆様に感謝しています。この発表をきっかけに、藤代の発展が取手の発展に大きく関係していると感じていただける方が増え、少しずつ準備していることが広まれば嬉しいです。

 

藤村 優菜さん

「キキョウ警備保障」健全な労働環境と顧客満足を両立させるホワイトな警備業者

今回はビジネスプランコンテストに参加させていただき、誠にありがとうございました。今回のコンテストを通じて、自分の事業を客観的に見直す機会を得ることができ、大変貴重な経験となりました。審査員の皆様からのフィードバックは、今後の事業展開において大きなヒントとなるものであり、改めて自社の強みや課題を深く考えるきっかけになりました。また、他の参加者の皆様の発表を拝見し、多様な視点やビジネスアイデアに触れることができ、とても刺激を受けました。地域の中で新たな価値を生み出そうとする方々と交流できたことも、大変有意義でした。今後も、今回の学びを活かしながら事業を発展させ、地域に貢献できるよう尽力してまいります。改めまして、このような素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。

 

 愛甲 聡史さん

ブックマンションAKUSYU

社会人になってプレゼン自体が少なくなっており、いい経験になりました。何より、ほかの参加者のプレゼンも勉強になりました。その後の懇親会でも刺激をいただくことができました。やはり、一番のネットワークができたことかと思います。今後もビジコン仲間として取手市でご活躍を互いに応援できることも楽しみです。ありがとうございました。

 

Every balloon 大平 元美さん・彩乃さん

バルーンの楽しさを取手に広げる

大平元美
残念ながら、ファイナルコンテストに出場することができませんでしたが、事業計画書に記載するために、起業について真剣に向き合う時間をたくさん作り、娘と本気で意見を出し合いながら、考えをまとめていく作業をする時間は、とても有意義でした。自分の課題は、起業したら「やりたいこと」と、起業するために「やるべきこと」が一緒になってしまっている事なので、「やるべきこと」を更に見つけたり削ったりしながら、令和7年9月9日の開業を目指して、更に準備を整えていきます。

大平彩乃
ビジネスプランコンテストに使用するスライド作成のために、見やすいデザインを考えたり、わかりやすい言葉選びや、余計な部分を削る作業を行ったことで、新しい技術を身につける事ができたと思います。

 

藤﨑 由記さん

地域の絆で未来をつなぐ古民家・住まい再生事業

ファイナル審査会で皆様の発表を拝聴し、それぞれの着眼点や方向性、市への貢献への想いに触れることで、自身では思い至らなかった発想に触れ、新たな視点を得ることができました。今回の応募は、会社の広告・宣伝の一環としての意図がありましたが皆様の起業に向けた真摯な姿勢や独自の視点に触れたことで、今後の方向性を改めて見つめ直す機会となりました。これから参加を検討されている方には、ぜひ挑戦されることをおすすめしたいです。自分の考えを深めるだけでなく、多くの気づきと出会いが得られる場でした。ありがとうございました。

 

堀場 愛弓さん

SNSを活用したクリエイター及び個人事業主PRコンサルタント

この度は、ファイナリストとして出場する貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。また、コンテストの開催に尽力された皆様に心より感謝申し上げます。ホールの舞台の上で、しかも100人近い審査員の前で自分の事業をプレゼンする…これほど緊張することが、これまであったでしょうか。7分間という限られた時間の中で、事業への想いを伝えきることの難しさを、改めて実感する経験でした。プレゼンの準備段階では、準備すればするほど「これで本当に良いのか」と迷い、日々悩みました。事業もきっと同じように悩んで迷って、それでも日々模索しながら突き進んでいくしかないのだと感じています。また、他のファイナリストの方のプレゼンを聞き、こういった起業家の方の広報支援に尽力したいという想いがより一層強くなりました。プレゼンを聞いて興味を持ってくださった方からもたくさんお声がけをいただき、自分の事業についてきちんと声にして発信する機会をいただけて本当に良かったです。これからもコンテストをきっかけにつながったご縁を大切に事業スタートに向けて頑張ります。

今年度もよりたくさんの市民の皆様にお越しいただき、ファイナリストの皆様の熱意と、そしてそれに応え審査する審査委員の皆様の温かさが伝わる素晴らしいビジネスプランコンテストとなりました。ファイナリストの皆様を含め、エントリーしてくださった皆様や見守ってくださった市民の皆様にとって、このビジネスプランコンテストが何かのキッカケや今後に繋がるものに、そして取手市の元気に繋がることができれば幸いです。携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。 最後になりますが、ファイナリストの皆様、おつかれさまでした!これからの皆様の益々のご活躍を心よりお祈りしております。

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