暑さがまだ残る9月開催の「新・社長塾 小村悦子の 社長!お話聞かせてください!」は取手で開催しました。
今回はスペシャリスト会!ゲストは収納コンサルタントの吉田俊子さん。
ファシリテーターは充実感を感じつつも事業主としてセルフマネジメントに悩む、起業3年目のフリーアナウンサー小村悦子が務めました。

9月は下半期に差し掛かり、今年度は折り返し地点。2019年としても残りは3ヶ月。
起業家にとって収益も営業も大事ですが「セルフマネジメントもかなりの比率で大事なのでは?」と思い吉田さんをキャスティングしました!吉田さんからも「折角の機会なので少しでも多くの方のお役に立てれば」と事前に皆様から質問を募集しての開催でした。吉田さんの起業劇を追いながら、目標達成へのプロセス、家庭や家族、そして周りの関わり方をお話しいただきました。

そもそも吉田さんが収納コンサルタントになったのは「いー加減」ではく「良い加減」での情報収集と積み重ねの結果!
発端は33歳お子さんの寝顔を見ながら自分の人生は今後どうなるのだろう?と考え、漠然と「この子が成人する50歳で起業しよう!」と思っただけで「〇〇で身を立てる」というゴールを定めた訳ではなかったそう。え!?収納コンサルタントになることを目標に始めたわけではない?

起業をしよう!と決意した当時は片付けや収納を目標にしていませんでした。それもそのはず、当時「収納コンサルタント」という職業はありません。むしろ吉田さん自身片付けが苦手な主婦だったそう。「50歳で起業」を目標にしつつ、そこから何が必要なのか?と情報収集を「勝手に」始めたそう。起業する職種を定めないものの、されど生活のなかで「この経験は何かできそう」「このパートの仕事は何か役に立つ経験ができそう」と意識化するしないに関わらず様々なことを身につけてこられました。
当時はカルチャースクールブーム。「普通の主婦が講師に」という宣伝文句がピンと来て、更にご自分の興味のあった『色』に注目。
収納の世界の第一人者の方に家の整理についてアドバイスをいただく機会を得た際に「あなたセンスあるわね」と褒められ、その先生に師事。そして収納に関する理論を興味のあった「色」を混ぜながらご自分なりの方法を構築していき独立出来るだけの実力を身につけられます。

自然な流れで無駄なく技術や理論を身につけてこられた!?「全て必要なものだけを選んで来たわけではないですよ」とも。挑戦してもうまくいかないものには「ま、いっか!ご縁がなかったんだ」とさっと手放し、うまくいったものを集めていった先にあったのが収納コンサルタントでの起業!ちょうど16年前の9月のことでした。

そこからの吉田さんはすごい!「情報やチャンスは降ってくるもの」と仰ってますがご自分で次々に降って来た情報を仕掛けて観念的なものでなく文字通り「引き寄せ」ていきます。
「自分でもわからないけど、テレビに出られる気がする」と思い、家族に「私、テレビに出るから」と公言。自宅の改修時にもご主人に「テレビの取材がきたらここをこう見せたいから、こう改築する」と話し、その通り改築。ここだけではただのポジティブですが…更に吉田さんは進みます。
まだ個人事業でホームページを持っている方が珍しい時代。パソコンに詳しいご友人にホームページを作ってもらいます。そしてその年の年賀状に「ホームページを作ったから見て欲しい」と一言添え、アクセス数を稼ぎます。検索エンジンで上位になった吉田さんのホームページをテレビ関係者が見つけ、番組出演の機会を得ます。それが人気番組「TVチャンピオン」!番組では「収納王」に輝きあっという間に有名人に!
地元フリーペーパーでは収納コラムを執筆し、この連載は現在も続いています。

まるでアメリカ映画のサクセスストーリーを垣間見ているようですね!

「それでも、影ではご苦労されたのでは?」と伺いますと「腕まくりして頑張るのが苦手、むしろできません」と言い切ります。
そうはいっても人生には踏ん張らなきゃならない時は絶対にあるはず…実はこれまでもそういった時はありましたよね?
踏ん張る時は楽しいイメージがある時に。片付けで言えば「この部屋がこうなったらいいな、綺麗に片付いたらこんな良いこともあるかも?」と頭に音符が自然と浮かぶのだとか。
すっごくポジティブなイメージ!!それとは反対に「あんな汚い部屋にだけは絶対に戻さない!」というマイナスイメージも多少は必要なのだそう。

吉田さんの考え方からくる成功談を伺いましたので、では、お待ちかねの質問コーナーを!
参加者の皆さんから事前にいただいたご質問に加え、ここまでお話を聞く中で浮かんだご質問も含めてお答えいただきました。一部ですがご紹介します!

【家庭に関して】

Q.社長を続けていく上で一番大切にしてることは?
A,家族との交流時間です。実際に身体に触れること、そして一言声をかけること。明るい声でのあいさつです。

Q.「家庭内をうまく回さないと外もうまく回らない」と仰っていましたが、家庭内の用事と仕事が重なった場合の優先順位を教えてください。
A.まず自分を落ち着け、家族を優先できるよう、後に回せる仕事は後にしてもらえるよう調整します。家族、仕事の優先順位です。

→男女平等、とはいえ家庭のある女性の起業は家族のウエイトが大きいです。家族が大事、とはっきり公言できること「腕まくりして起業」ではない感じ、伝わります。

【メンタルについて】
Q.自分自身をどう整えていますか?
A.音楽を聴く、また、一人でこもれるような小さな部屋に入り自分を落ち着けます。
→他の質問でどんな音楽を?というものもありました。小鳥のさえずりが入っているようなリラクセーション音楽を聞いていらしゃるそうです。

Q,信頼している人の悪い面を見てしまった時の対処法はありますか?
A.落ち込みますよね?でも時間をかけて「そういう面もあるよな」と納得します。そしてすぐには伝えません。表にも出しません。
そのうち言うチャンスはきっと巡って来ますから、その際には直接的な言い方ではなくクッションをおいて伝えます。

Q.「情熱大陸」か「カンブリア宮殿」に出演したいです。その時に緊張しないためにはどのようなトレーニングが必要でしょうか?
A.自信を持つことです。自分のできている方だけを向きます。また、「こんな素晴らしい番組は人柄も素晴らしい、いい人にしか仕事ができない」と信じることです。

他にもたくさんの質問に的確なアドバイスを次々と繰り出す吉田さん。参加者の皆さんも一つ一つの答えに納得されている様子でした。

吉田さんは当日、書家のお友達がデザインされたTシャツでいらっしゃいました。
夏に向けてシャツを購入しようと考えていたところ共通の知人が着ていてるのを目にし気に入り購入したもので、今日の衣装を選ぶ際に「ここに着て集合写真を撮ればその方の商売繁盛になる!」と閃いたそう。全てがまとまってます!
「まとめた方がラッキーが山の様に降ってくるのよ。それに応援すれば応援が返ってくる、また応援すればまた応援が返ってくるのよ。」と笑顔。

当日は同じシャツを着た吉田ファンが何人も駆けつけ、吉田さんを応援に!
起業を目指す方、起業したての方は勿論、士業兼会社員やいつかは自分らしい起業を目標にする小さなお子様連れのママも参加くださいました。

吉田さんには交流会にも参加いただき「まだまだ聞き足りない!」と言った雰囲気で軽食を楽しみながら積極的に話しかける参加者のみなさん。
参加者同士積極的に名刺交換も行っていただき、新たな人脈作りに一役買えた様子。
過去最多の参加者数となり、多くの方にとって多くの指針と勇気を与えた新・社長塾となりました。

ファシリテーター(聞き手)・レポート:フリーアナウンサー 小村 悦子

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