第5回社長塾では、株式会社HAKUTAKAクリエイトコーポレーション 代表取締役の杉山尊宣さんにご登壇いただきました。杉山さんは、自己紹介からセブンイレブンのオーナーとしての経歴に至るまでをお話ししてくださいました。
杉山さんがセブンイレブンに足を踏み入れるきっかけとなったのは、音楽活動の傍ら、アルバイトをしようと考えたことでした。地元のセブンイレブンで面接を受け、すぐに始めた仕事でしたが、次第にその魅力に引き込まれ、実際にやってみると面白いことが次々と見えてきたそうです。杉山さんが気づいたのは、商品の並べ方や従業員の動かし方、販売戦略の精度の高さでした。
その後、杉山さんは新店のオープンをオーナーから任され、積極的に地域にチラシを配布し、集客に力を入れた結果、その努力が実を結び、オープン時には大きな反響を得たそうです。この経験は、後の経営スタイルに大きな影響を与え、最初の1年は、全力で働くことを目標にされました。
実績を積み重ねた杉山さんはセブンイレブンのオーナーとなり、店舗を拡大していきました。特に印象深かったのは、1号店から2号店、3号店と次々に開店していった過程です。杉山さんは、店舗運営におけるスタッフとのコミュニケーションと、モチベーション管理の重要性、自分が先頭に立って背中を見せることで、スタッフのモチベーションが一気に上がるとお話ししてくださいました。また、毎日のようにスタッフに笑顔を見せ、褒めることを大切にし、そのタイミングやスタッフ一人一人の個性を理解することが、経営における鍵だと強調されました。
その結果として、杉山さんはセブンイレブン社内で複数の表彰を受け、経営者としての実績を積み上げられました。「地域で1番の店舗を目指す」と、スタッフと共に目標を達成することに力を注ぎ、自身が結果を出すことで、周りの人たちも自信を持ち、頑張れるようになるとおっしゃいました。スタッフとの信頼関係の大切さがひしひしと伝わってきました。
杉山さんの「どんな時でも人の役に立ちたい」という思いが、揺るぎない信念であると感じました。その思いを胸に多くの経験を重ね、まい進する杉山さんの姿勢に心を打たれました。
協力:起業家のための共学共創コミュニティ*とりでコネクテッド
レポート:柳葉崇志