夏休み終盤の取材日。事務所 を訪ねると、代表取締役の清水 恭子さんのお子さんをはじめ、6 人の子どもたちが、デスクに向か うママのそばで思い思いに過ごし ていました。「子連れ出勤しま しょう!って始めたわけでなく、 自然とこうなったんです」と清水 さん。さらに 「必ずしも出 勤する必要は なく、自宅で 作業を進めて もらうことも 多いんですよ」 と続けます。 スタッフ全員が子育て中のママ。 そのため、皆さんフレキシブルな 働き方をしているのです。 2012年に起業、2年後に法 人化。その間に清水さんは双子の 男の子を出産! 分娩 10 分前ま で仕事をしていたというパワフル さに驚きます。 起業に育児にと、とにかくがむ しゃらの毎日。当初は「家族のため、 自分のため」という思いしかなかっ たそうですが、除々に事業の規模が 大きくなり、スタッフも増えるにつ れ、「今いるスタッフ、未来のスタッ フにとって働きやすい職場を作る」 ことを視野に入れるようになって いきました。「長らくお世話になっ ている取手市のために私個人でで きることは限られていますが、せめ て小規模でも雇用貢献をしていけ たらと思っています」。
そんな清水さんですが、家で子 どもたちと過ごすときには、PC は開かないようにしているそう。 執筆は子どもたちが学校や子ど も園にいっている時か、寝た後に するのがマイルール。 今でも社長業の傍ら月 20 本は 原稿を書くという清水さん。その 原動力はどこから?と尋ねると 「好きだからやるという考えは正 直あまりないんです。お客さまに 求められていることを提供したい という思いだけですね」とにっこ り答えてくれました。