2019年2月20日(水)

 

~プラス1のサービスを心がけて~

【ゲスト社長】310 AUTO SERVICE 佐藤 健太さん

今回は龍ケ崎市内で自動車整備、修理会社を11年間、経営している30代の若い社長さんです。

学生時代から事業計画を入念に立て、大学卒業後僅か1年で会社を設立。

ファシリテーターの小村さんから「SNSでいくら検索しても見つけること出来ないのはなぜでしょうか?」という最初の質問で佐藤さんの意外な答えから始まりました。

 

 

■広告などでSNSは使いません

時代にのっかる事に抵抗があるのでSNSは全く使いません。

また、請け負っている多くは配送業など、車を使う会社さまの修理。「1時間後に車を使いたい」などのご要望があったりするので、急ぎの仕事が優先的に行えるように、あえて広告、宣伝を控えています。

■起業を考えたきっかけ

高校時代に始めたガソリンスタンドでのアルバイトが後の仕事がきっかけです。

大学に入ってからもそこでアルバイトを続けていましたが、併設された板金修理やメンテナンスの仕事を手伝うようになってから「この仕事で自立したい」と思うようになりました。

 

 

■起業するまでの準備

起業すると決心してからはアルバイト先の方に必要な免許や経営のノウハウを教えてもらいました。

大学在学中にできる限りの準備として、エスニック調のアクセサリーや雑貨、当時日本では高額で販売されていたドレスを海外まで行って買い付け、インターネットで販売して、その売上で必要最低限の機材の購入をしました。また、開業するための必要な資格や免許を頑張って取得しました。

 

■借入金0円からのスタート

大学卒業後、大学在学中に資金作りを手伝ってくれ、支えてくれた恋人とこれからも一緒に頑張っていこうと決め、結婚をしました。

同時期に起業は避けようと1年間の契約でアルバイト先の会社に正社員として勤務し、その後個人事業家として起業しました。

 

借入金0円からのスタートで店舗を持たず、前職場に間借りをし、下請の仕事を手伝いながら、自身で請け負う仕事を増やしていきました。

起業から3年後にはつくば市に工場を持ち、その4年後に龍ケ崎市に受付事務所と車の保管スペースを用意する事が出来ました。

 

 

■新しい事業展開について

起業してから11年間、順調に経営を続けてくることが出来ましたが、日本の自動車産業は若者の車離れなどで衰退産業といわれています。

今後は現在の事業も継続しながら、今までの経営者としての経験や目線で、低リスクかつ、誰も行っていないような真新しい事業を展開していきたいと考えています。

そのために今はアンテナを張りながら、ピンとくるものを模索中です。

 

お話を伺っている中で新しい事業についての質問が向けられた時、佐藤さんの表情が楽しいことを計画する開拓者のような笑顔に変わった事がとても印象的でした。

また、学生時代でのアルバイト先の会社さまとのご縁も大切にされ、佐藤さんのひたむきなお人柄で繋がってきたものだと感じました。

 

 

ファシリテーター:フリーアナウンサー 小村悦子

写真:宇津井写真事務所 宇津井志穂

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