後継予定とのことですが、事業を継ぐお気持ちは前からあったのですか?
ここは祖父が50年前に創業したので、子どもの頃から事業は身近でした。「家業を継ぐ」といった強い意思はなかったのですが、自然な流れで事業に携わる状態になりましたね。
高校卒業後は保険会社に就職し、損害保険についての知識を身に付け経験を積みました。その後は自動車ディーラーの営業として10年間勤務。そこで新車から中古車までの販売や買い取りについて学びました。家業に入った現在は、これまでの経験を生かしながら、いつ後継してもいい覚悟で業務に取り組んでいます。
ご自分の代になった時に向けての展望を聞かせてください
弊社は、比較的交通量の多い道路沿いにあるため、立地としては恵まれています。この好条件を利用して、もっとお客様に注目していただけるようにしたいですね。10万円台〜30万円台と、手頃な価格の車も扱っているので、展示車をもっと増やしてお客様が見て選べるようにしたいです。また、看板などをリニューアルし、遠くからでもお店の位置がわかるようにしたいと思っています。それから、現在ホームページを持っていないのですが、今後は時代の流れに合わせてインターネット上でもお店の宣伝をしていきたいです。
利根町にウェルネス大学が設立されてから、留学生が車の購入や損害保険加入の申し込みに来たりします。ふらりと立ち寄って車を買っていかれる地元の方もいるんですよ。そういったお客様も大切に、地域に根差していきたいですね。
一期一会
人との出会いは大切だと常に思っています。誰かと出会うことによってビジネスがつながり、さらに人生の助けにもなるはず。お客様への対応も、一生に一度の出会いであるということを心に留めて、誠意を尽くしていきたいです。