私立高校に通っていたため、クラスには経営者の家庭が多く、当時から「起業」に憧れがありました。高校・大学・社会人とラグビーをしていて、数え切れないほどのケガを経験し、中でも股関節の大ケガは、医療機関では治療不可能と言われたほど。その時に整骨院や整体院の先生に助けてもらったことで、施術者を目指そうと思いました。
20代後半まで会社員をしていましたが、高校時代の憧れが捨て切れず、脱サラをして独立しました。
まずは場所選びですね。取手の整骨院は駅から徒歩1分ほどの場所。利便性は良いのですが、当然家賃は高くなります。当初は迷いがありましたが、今では電車を利用して遠方から来てくださる方もいるので、この選択は正しかったと思っています。また、楽美整骨院は守谷市にも分院(らくび守谷整骨院)があります。2店舗目のオープンから軌道に乗せるまで、資金面のことや従業員への指導などを、取手院での業務の傍らに行ったので苦心しました。
楽美整骨院は、今年で8年目。分院の守谷院はもうじき6年目になります。おかげさまでどちらの整骨院も順調で、従業員をはじめ多くの皆様と支えてくれた家族に感謝しています。現在当院に通う方は30〜50代が多く、産後の骨盤を整えるために来院される方も。しかし、お子さんが小さく、なかなか来院できない方も中にはいらっしゃいます。一方で、最近は姿勢の悪い子どもが多いようです。今後は地域貢献を視野に入れて、そういった方たちのために、予防施術を学べる場を作りたいと構想しています。
「初心を忘れるべからず」
開業した年から約2年間は、自由診療を目指すために、ほとんど休み無く経営や骨盤についてのセミナーなど、勉強に時間を費やしてきました。現在は事業にも安定を感じてきていますが、当初の「新鮮で謙虚な気持ち」や「志」を忘れないように心掛けています。