専業主婦から起業

「仕事をする上でいろいろなことに挑戦してきましたが『できな

い』と思ったことはありません」そう話す稲葉昌子さんは、40歳を過ぎた頃に㈱フレンズ企画を創立しました。昔から人をキレイに

することに興味があり、美容師免許を取得しましたが、就職はせず専業主婦に。お子さんの手が少し離れたのを機に資格を活かして美容院を開業することを決めました。

人材育成が事業の成長を助ける

取手市台宿に店舗を出店し、その後、牛久店、ボックスヒル取手店と縁があって出店していきました。「そんな中で美容師の教

育が気になりました。技術があっても、接客やマナー、美容文化の知識が乏しい人が多かったんです」(稲葉さん)。そこで、スタッフを育成する訓練校を創設。2000年には職業訓練校として茨城県に認定され、16年に国家資格である美容師免許を取得できる美容学校になりました。美容師を目指す生徒さんはもちろん、現役美容師のスキルアップの場としても活用されています。「美容院にとって、人材が『人財』になるよう、店長をはじめスタッフ全員が一生懸命ニューフェイスを教育しています。そして、働きやすい環境を整えることが、サービスの向上、ひいては事業の成長につながると思っています」と話す稲葉さん。実はこれまで、物事がうまく進まないこともあったそう。「そんな時は『できない』ではなく『何が足りないんだろう』と考えてきました。目標を達成するために必要なものを見極めれば、必ず成し遂げられる、そう信じています」。

 
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