ご家族で写真館をやられていて、仕事もプライベートもご家族と一緒ですが、写真から離れたいと思ったことはないですか?
家族とほぼ1日中一緒ですが、全然苦になりませんよ。仕事柄なんでしょうか。ご家族の写真を撮っているので、自分の家族も好きでないとね。
家族写真は終わりがないもので、撮るだけで記録性が生まれ、価値が出てくるんですよ。一瞬一瞬が楽しいですね。プライベートもそうなのかな。
経営されていて、一番の苦労は何ですか? また、どのように克服しているのですか?
経営するうえで一番の苦労は「人を育てること」ですね。大学を卒業してからずっと一人でやってきたので、人を育てることは大きな壁でしたよ。やっていきながら覚えるしかないと思うのですが、とても苦労しました。
困ったときは、会社をやっている仲間に相談をすることが多いですね。話をすればヒントになることが多くて。地元で商売をするありがたみを感じています。横のつながりはとても大事ですね。
これから起業する方々、独立する方々にエールをお願いします。
僕の経験から言うと「基盤」と「チャレンジ」が大事だと思います。
生活していくための地元に根付く基盤を築くこと、さらにもう一段ステップアップできるような仕事にチャレンジすること、この2つを追いかけながら仕事をしていけば面白いと思うんですよ。僕はそうしてきました。
親父からは「友達を大切にしろよ」と言われていましてね。その言葉の通り、横のつながりには助けられました。人と人とのつながりは大きいですね。これが「基盤」になったのかな。
また、写真は技術職なので、トップを求め続けたいですね。やるからには日本のトップをとれるくらいまでやらないといけないと感じています。これからも取手を基盤にして、どんどんチャレンジしていきますよ。