カメラ屋さんでアルバイトをしていたときに写真に興味を持ち、始めてみようかなと思いました。旅行が好きなので、旅先の風景をキレイに撮れたらすてきだなと思ったのです。その後、プロの方たちの写真を現像するプロラボで働き、沢山の素晴らしい写真に触れ、こんな写真を撮れるようになりたいと考えるようになりました。
それから、スタジオでアシスタントを務めて写真の技術を学び、奥深さを知りました。見たままの世界とイメージの世界が交錯する、それが写真の魅力であり、難しいところだと思っています。
七五三などの出張撮影をしていますが、始めたきっかけは何ですか?
スタジオだとお客様はどうしても緊張してしまいます。お客様の好きな時に好きな場所でリラックスした状態で撮影し、何度でも見返したくなるような、自然な表情で写ってい
る写真をお客様に提供したいと思い、始めました。出張のときは「一生の思い出に残る1日を提供する」という思いで撮影しています。私の仕事は、思い出づくりのお手伝いだと考えています。
一枚の写真に、その人の生きざまや、その時の気温や香り、音までも伝わってくるような写真を撮ることが、私の目指すところです。もっと技術や感性を磨いて、写真家としての表現を追求していきたいですね。定期的に写真展を開催して、多くの方に自分の表現を見てもらえたらと思っています。