「勿体ない」とは仏教用語の「物体(もったい)」を否定する語です。
「勿体」とは物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、
嘆く気持ちを表しています。
転じて「勿体ある」とは物のあるべき姿をまっとうしたという意味です。
ご飯を残すと「勿体ない。ばちがあたるよ。お百姓さんに申し訳ないやろ。」と
母親に叱られたものです。
ご飯は全部きれいに食べられることが「あるべき姿」です。
残ったご飯はあるべき姿でなく、つまり
「勿体がない」「勿体ない」となります。
すべてのものにはあるべき姿があって、そのように作られています。
存在意義ですね。私たちは人に対しても同じです。
「〇〇さんだけど、あのままにしておくのは勿体ないよ」などと使います。
人にも「勿体」があります。
まずは自分の勿体をしっかり自覚しましょう。
僕は勿体を「らしさ」と理解しています。
自分らしくあることが勿体ある姿です。
「らしさ」を測る物差しは「楽しさ」です。
あるべき姿=勿体=らしさ=楽しさです。

<このコラムの著者>
 吉田雅紀 プロフィール
起業相談はこちらから
廃業相談はこちらから

過去の記事はこちら
自分らしく生きる
主客の一致(不一致)

Matchコラムの関連記事
  • 働き一両
  • 信頼して依存しない
  • 約束を守って半人前、守ってもらって一人前。
  • 器の大きい人
  • 廃業を一緒に進めるパートナーとしての廃業コーディネーター
  • 辛抱と我慢は違う
おすすめの記事
STAFF BLOG
今日のお昼。 取手駅ビル一階の「おそうざい村」へ。 手作り出来立てのお総菜やお弁当がたくさん並んでいて迷いに迷った結果、お肉とお野菜のバラン...
STAFF BLOG
取手で初開催だったビジネスコンテストからもう1ヶ月経ちましたが、開催時の記録をリボンとりでの3階で展示して頂いております。 その後もご参加さ...