米澤藩主の上杉鷹山は明言をいくつも残しています。
誰もが知ってる「なせば成る 為さねば成らぬ何事も、
成らぬは人のなさぬなりけり」が有名ですが、
僕が好きなのは「働き一両、考え五両、知恵借り十両、
骨知り五十両、ひらめき百両、人知り三百両、
歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両」です。
僕はこんな風に解釈してます。
一生懸命働いても働くだけなら一両の値打ちしかない。
考えて働けば五両の値打ちになります。
と言って自分の考えには限界があります。
先人に「知恵」を借りれば十両の仕事ができます。
次に仕事には「コツ」があります。
コツを会得したら仕事が上手に早くできるようになります。
これで仕事の値打ちは五十両になります。
そして、一番大事なのが「ひらめき」です。
いつも仕事のことを考えているからこそ「あっ」とひらめきます。
ひらめきには百両の値打ちがあります。
次に人とのつながりです。あなたの将来はその人達が決めます。
何を知ってるかより誰を知ってるかが大切です。人知り三百両。
そして、先人、歴史に学びなさい。歴史に学ぶこと五百両。
そして、仕事には失敗がつきものです。未練や思惑や思い込み、
恣意を捨てて、ダメな時には辞めましょう。見切り千両。
最後は無欲です。無欲の人には勝てません。
<このコラムの著者>
吉田雅紀 プロフィール
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①自分らしく生きる
②主客の一致(不一致)
③勿体ある
④空気を作る
⑤経営は自己管理。自分との約束です。
⑥ラブ・マネーバランス
⑦辛抱と我慢は違う
⑧器の大きい人
⑨約束を守って半人前、守ってもらって一人前
⑩信頼して依存しない